感覚の違い

本来、人は孤独なはず。
だからこそ、お酒を飲んで騒いでみたり、ライブやイベントに行ってはしゃいでみたりして、他人と時間と空間を共有することによって、その孤独を少しでも紛らわせようとする。そういうことを自然と理解している人達と話をしたり、騒いだりすることは楽しい。
・・・と思ってはいるのだけれども、どうやら世の中そういう人ばかりではないらしい。自分は孤独だ、などと考えたこともない様な、ある意味羨ましいとさえ思える人もいる。そして類は友を呼ぶという言葉通り、そういう人の周りには、似たような感覚の人達が集まっていて、何故か強い仲間意識を持っていたりもする。多分その仲間意識のおかげで孤独などと考えることもないのだろうけれど。ただ、それは単なる幻想であって自分を誤魔化しているだけなのではないかな、などと思ってみたり。
端から見ている分には別にどうということはないけれども、いざ自分がそういう中に入らなければならない状況になると、どうしても居心地の悪さを感じてしまう。好意で誘ってくれたことはもちろん嬉しいけれども、中にいる人と外から見ている自分との感覚の違い、それが大きすぎるのだろうな、きっと。だから、周りが騒げば騒ぐほど、自分はどんどん冷めていってしまう。そんなことは最初から分かっていながら、のこのこ出て行った自分が悪いんだけどさ。
ただ、常に独りで居たいと思っている訳ではないのだから、自分から歩み寄ることも大切、とも思う。思うけれども、やっぱり疲れてしまうんだよな、変に仲間意識が強いコミュニティは・・・。