基地の街

横田基地に民間機15便 軍民共用化で日本が具体案示す」
http://www.asahi.com/politics/update/0322/005.html
横田基地「管理権、日本に」 防衛庁長官、米に求める」
http://www.asahi.com/politics/update/0319/001.html
東京都の米軍基地対策
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/kiti/hyoushi.htm
いま自分は、自転車で10分も行けば横田基地という所に住んでいる。
基地沿いを通っている国道16号線にはカフェ、雑貨屋、古着屋などのお店も多く、基地の人も遊びに出ていたりするため、ちょっとしたアメリカ気分を味わえる。
また、いわゆる赤線と呼ばれる通りもあり(地元の人は自分も含め、何の抵抗も無くそう呼んでいる。尤も今の若い人達がその意味まで知っているのかどうかは疑問だけれども)、そちらは東南アジア系の人達が経営する飲食店が建ち並んでいる。もちろん、昔の名残りを感じさせるようなお店も多いのだけれど。
そうした、様々な国の人達が集まることによって生み出される、混然とした独特な雰囲気は昔から好きだった。
以前から横田基地の軍民共用化という話は出てるのだけれど、今回も具体的にはいつ実現するかも分からない状態らしい。
日米双方の思惑、騒音・環境汚染、街の活性化・利便性。
どこで折り合いをつけるか難しい問題だけれども、中途半端なところでの妥協だけはしないで欲しいと思う。
物心ついた時から基地があり、毎日のように頭の上を飛行機が飛んで行く。フェンスを越えればそこはアメリカ、という考えてみれば不思議な世界。
個人的には、そういう自分が生まれ育った街が変わってしまうかもしれない、という寂しさもある反面、新しい街というものを見てみたいという期待もある。
これから先、どのように進展していくのかは分からないけれど、しっかりと見続けて行こうと思う。